マイケルのニュースが飛び交った昨日、私はプリンスの’88年作品のリズムが気になって確かめたくなって、CDをかけながらサイレントドラムを叩いていた。

「なんでマイケルじゃなくて殿下聴いてるの、CD持ってるんでしょう?」
・・・とカミさんに声を掛けられた。

もっともである。

その理由は大したものではなく、ほんのたまたまであって、冒頭に書いた通りだったのだが。

・・・たしかに皮肉ではある。



私は、(厳しい言い方だが)マイケルの死は、今まで彼を援助し続けてきたファンへの裏切りだと認識している。

110万枚のチケットは紙屑となった。

もともと、50回の公演なんて、彼の健康状態を考えれば非現実的であることは明白だったはずだ。

しかし、彼を信じた善良な人々は、純粋な気持ちでマウスをクリックした割合の方が多かったと思う。


’80年代に共にライトスキンのシンガーとして比較されることの多かったプリンスは、マイケルほどの(究極的な)成功には至らなかったが、今もなお創作活動を続けている。

・・・いずれにしても、我々の平凡な生活からは飛躍しすぎた世界であって、こんな議論は何の意味もなさないのだが、悲しい現実である。

これらのズレが解消するには、おそらく3~4年はかかるだろうが、そのためにはプリンスやクインシーがこのことをどう受け止め、認識しているのかを公に語る必要がある。

現金の清算をはじめとするスキャンダル報道は脈々と繰り返されてゆくことは間違いないが、
音楽的な清算は、いまそこにいる人々が自らを奮い立たせない限り実行されることはない。

気長に待つ必要があるが、我々ファンはそれを義務として、その時まで心静かに、穏やかに過ごすこととすべきだろう。

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