大好きで、そのタイトルを長いこと忘れられないままでいた映画も、オッサンになった自分が観ればアラ探しに終始。

まぁ、それでも面白いと思った『カサンドラ・クロス(原題ではクロッシング)』。

・・・結構、エンディングは忘れてしまっているものですね。


※元気だった頃のO.J.シンプソンとハリ・ツヤのいやらしいマーティン・シーンが、今見るとコメディっぽくなってしまうところが残念な感じで苦笑してしまった。
長年の疲れ(後述)を癒すように、4時間も昼寝した後でこの映画を見た。

『アクションも笑いもCGスペクタクルも無い129分に、自分の限られた休日を提供するのは果たして、正しかったという結論をもたらしてくれるのだろうか?』

・・・そんな不安を抱きながらもそれは、自分の直感で選択した録画リストを消化するのはいつものこと、まあ一つ覚悟を決めて、ジョニ黒と氷の入ったグラスと共にソファーに身体を埋める。

程なくして、素性について一切触れられないながらも、明らかにこの映画のヒロイン役としてシャーロット・ランプリング(©愛の嵐)が登場して観客に飽きさせないように工夫がなされる。


・・・ところが、


肝心の場面でロングショット、セリフは消され街頭のバスや自家用車の行き交う雑音で誤魔化してしまうというヒッチコックパターンで一掃、最後の最後まで理由は明かされぬまま終幕となってしまう。


もちろん本筋の法廷では見事(?)に決着、ハッピーエンディングとなるのだが・・・


劇中に頻繁に登場するウィスキーやピンボールマシンのように、味わい深くも儚い印象を強く残す秀作でした。
同氏出演の有名番組(らしい)→


( ↓ Check this out. )

http://www.nhk.or.jp/styleup/


今週は月曜が祭日だったので、たまたま第3回目の放送の途中にぶち当たった。

僕の大好きな『劇的ビフォーアフター』の冷静バージョン的構成。

テンポも小気味良くて完璧。喜怒哀楽を織り交ぜつつも、とてもすがすがしい。

これは見てみて損はナシです(おヒマならね)。

それではまた来週~

ゆさぶられる。

2009年9月25日 映画
・・・『生理的にムリ』なのは、理由を説明してと云われても、とにかくそうなんだから諦めてわかってほしい。

西川さんは、たぶん、そこんとこをわかってもらえてない感じ、を、ハッキリさせておきたかったんだろうか。

『別にサスペンスを作ったつもりはなくて、あくまでもアート(フィルム)なんで、あんまり脚本のアラさがしをされても・・・』

なんて監督の声が聞こえてくるので、もうやめにします。


ほんとに好きとか嫌いとか、許容範囲だとか許せないとか、考え出すと引き返せないところまで行ってしまうから、あんまり身の回りのことを思い巡らすのもやめにします。

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