文学的ゴーヤチャンプルー
2009年7月16日 日常 コメント (3)
晩ご飯のおかずとして、我が家は夫婦でゴーヤチャンプルーを好むが、息子はそうではない。
自分でやろうとは思っていたのだが、土曜日に買ったゴーヤにけっきょく今日、妻が取り掛かってくれた。
『息子にも食べてもらいたい』と思って、webで調べて、塩もみしたあとで軽くひと茹でするレシピを発見したようだ。
(蛇足だが妻の名誉のために言うと、味の素のレトルトは使っていない。)
で、帰宅後、温めて食べたのだが・・・
「苦みが(殆ど)無くて、食べやすいでしょ!」と、私に詰め寄る妻。
「う~ん、でもなぁ、ビールが欲しくならない味で寂しいよ。」
「それっていいことじゃない!」
・・・いいや。良くないのである。
「なんていうかさぁ、例えば誰かを亡くして暫らくして、それまでは悲嘆に暮れてたのに、ある日、自分がその人のことを忘れ始めていることに気付く、ってことがあるだろ。」
「・・・これを食べてると、そんな感じがするんだよ。」
「・・・いいや、決して美味しくないっていうことなんかじゃなくってさ、
『みんな、(亡くなったひとのことを忘れたふりして)何事もなかったかのように過ごしてるけどさ、俺は絶対忘れられないし、忘れたふりなんてするもんか!』
・・・って、感じなんだよ、ゴーヤチャンプルに本来あるべき苦みというのがさ。」
ほんと面倒くさい人間だよ、僕は。
自分でやろうとは思っていたのだが、土曜日に買ったゴーヤにけっきょく今日、妻が取り掛かってくれた。
『息子にも食べてもらいたい』と思って、webで調べて、塩もみしたあとで軽くひと茹でするレシピを発見したようだ。
(蛇足だが妻の名誉のために言うと、味の素のレトルトは使っていない。)
で、帰宅後、温めて食べたのだが・・・
「苦みが(殆ど)無くて、食べやすいでしょ!」と、私に詰め寄る妻。
「う~ん、でもなぁ、ビールが欲しくならない味で寂しいよ。」
「それっていいことじゃない!」
・・・いいや。良くないのである。
「なんていうかさぁ、例えば誰かを亡くして暫らくして、それまでは悲嘆に暮れてたのに、ある日、自分がその人のことを忘れ始めていることに気付く、ってことがあるだろ。」
「・・・これを食べてると、そんな感じがするんだよ。」
「・・・いいや、決して美味しくないっていうことなんかじゃなくってさ、
『みんな、(亡くなったひとのことを忘れたふりして)何事もなかったかのように過ごしてるけどさ、俺は絶対忘れられないし、忘れたふりなんてするもんか!』
・・・って、感じなんだよ、ゴーヤチャンプルに本来あるべき苦みというのがさ。」
ほんと面倒くさい人間だよ、僕は。
コメント
豪快系レシピのご紹介、ありがとうございます。
・・・思い切ってわたしも今度、そぎ切りでいってみようと思います!
ありがとうございました!