たまに忘れたころに、何か、ガツンと来る『本』を読みたい、という衝動に駆られる。
そんな時、『これだ!』と自分を納得させてくれるのは『空いていたスペースを埋めてくれるパズルのひとかけら』のような作品だ。
幼すぎてわからなかったジミー・カーターの時代、1976~1981年の日本を描いてくれている、ということがそのひとつの例。
JRがまだ国鉄だったころ、5月の春闘の季節にはストライキなるものがあった。
そんなことはすっかり忘れていたのだが、鉄道ダイヤはもとより、路線バスも運行がストップしてしまうという年に一度の行事があったことは微かに記憶に残っていた。
『ストライキ』を報じるTVのニュースを眺めていて感じた『なんかこわい』という肌感覚を思い出したのである。
過酷な日常を、正確に冷徹に力強く刻みつけた本書は『あの頃』の東京をリアルに感じさせてくれる。
たしかにあの時代、僕は生きていたし(たぶん)両親はせっせと働いていたのだろう。
ついに初乗り料金が430円と大台を突破し、プリンセス・ダイアナのウェディングがTVを席巻した1981年、私は小学校1年生だったのである。
そんな時、『これだ!』と自分を納得させてくれるのは『空いていたスペースを埋めてくれるパズルのひとかけら』のような作品だ。
幼すぎてわからなかったジミー・カーターの時代、1976~1981年の日本を描いてくれている、ということがそのひとつの例。
JRがまだ国鉄だったころ、5月の春闘の季節にはストライキなるものがあった。
そんなことはすっかり忘れていたのだが、鉄道ダイヤはもとより、路線バスも運行がストップしてしまうという年に一度の行事があったことは微かに記憶に残っていた。
『ストライキ』を報じるTVのニュースを眺めていて感じた『なんかこわい』という肌感覚を思い出したのである。
過酷な日常を、正確に冷徹に力強く刻みつけた本書は『あの頃』の東京をリアルに感じさせてくれる。
たしかにあの時代、僕は生きていたし(たぶん)両親はせっせと働いていたのだろう。
ついに初乗り料金が430円と大台を突破し、プリンセス・ダイアナのウェディングがTVを席巻した1981年、私は小学校1年生だったのである。
コメント
(近所に住む子どもが、年齢ごちゃまぜで遊ぶ世界でしたね。)