長年の疲れ(後述)を癒すように、4時間も昼寝した後でこの映画を見た。

『アクションも笑いもCGスペクタクルも無い129分に、自分の限られた休日を提供するのは果たして、正しかったという結論をもたらしてくれるのだろうか?』

・・・そんな不安を抱きながらもそれは、自分の直感で選択した録画リストを消化するのはいつものこと、まあ一つ覚悟を決めて、ジョニ黒と氷の入ったグラスと共にソファーに身体を埋める。

程なくして、素性について一切触れられないながらも、明らかにこの映画のヒロイン役としてシャーロット・ランプリング(©愛の嵐)が登場して観客に飽きさせないように工夫がなされる。


・・・ところが、


肝心の場面でロングショット、セリフは消され街頭のバスや自家用車の行き交う雑音で誤魔化してしまうというヒッチコックパターンで一掃、最後の最後まで理由は明かされぬまま終幕となってしまう。


もちろん本筋の法廷では見事(?)に決着、ハッピーエンディングとなるのだが・・・


劇中に頻繁に登場するウィスキーやピンボールマシンのように、味わい深くも儚い印象を強く残す秀作でした。

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