晩ご飯のおかずとして、我が家は夫婦でゴーヤチャンプルーを好むが、息子はそうではない。

自分でやろうとは思っていたのだが、土曜日に買ったゴーヤにけっきょく今日、妻が取り掛かってくれた。

『息子にも食べてもらいたい』と思って、webで調べて、塩もみしたあとで軽くひと茹でするレシピを発見したようだ。

(蛇足だが妻の名誉のために言うと、味の素のレトルトは使っていない。)


で、帰宅後、温めて食べたのだが・・・


「苦みが(殆ど)無くて、食べやすいでしょ!」と、私に詰め寄る妻。


「う~ん、でもなぁ、ビールが欲しくならない味で寂しいよ。」


「それっていいことじゃない!」


・・・いいや。良くないのである。


「なんていうかさぁ、例えば誰かを亡くして暫らくして、それまでは悲嘆に暮れてたのに、ある日、自分がその人のことを忘れ始めていることに気付く、ってことがあるだろ。」


「・・・これを食べてると、そんな感じがするんだよ。」


「・・・いいや、決して美味しくないっていうことなんかじゃなくってさ、

『みんな、(亡くなったひとのことを忘れたふりして)何事もなかったかのように過ごしてるけどさ、俺は絶対忘れられないし、忘れたふりなんてするもんか!』

・・・って、感じなんだよ、ゴーヤチャンプルに本来あるべき苦みというのがさ。」




ほんと面倒くさい人間だよ、僕は。
マイケルのニュースが飛び交った昨日、私はプリンスの’88年作品のリズムが気になって確かめたくなって、CDをかけながらサイレントドラムを叩いていた。

「なんでマイケルじゃなくて殿下聴いてるの、CD持ってるんでしょう?」
・・・とカミさんに声を掛けられた。

もっともである。

その理由は大したものではなく、ほんのたまたまであって、冒頭に書いた通りだったのだが。

・・・たしかに皮肉ではある。



私は、(厳しい言い方だが)マイケルの死は、今まで彼を援助し続けてきたファンへの裏切りだと認識している。

110万枚のチケットは紙屑となった。

もともと、50回の公演なんて、彼の健康状態を考えれば非現実的であることは明白だったはずだ。

しかし、彼を信じた善良な人々は、純粋な気持ちでマウスをクリックした割合の方が多かったと思う。


’80年代に共にライトスキンのシンガーとして比較されることの多かったプリンスは、マイケルほどの(究極的な)成功には至らなかったが、今もなお創作活動を続けている。

・・・いずれにしても、我々の平凡な生活からは飛躍しすぎた世界であって、こんな議論は何の意味もなさないのだが、悲しい現実である。

これらのズレが解消するには、おそらく3~4年はかかるだろうが、そのためにはプリンスやクインシーがこのことをどう受け止め、認識しているのかを公に語る必要がある。

現金の清算をはじめとするスキャンダル報道は脈々と繰り返されてゆくことは間違いないが、
音楽的な清算は、いまそこにいる人々が自らを奮い立たせない限り実行されることはない。

気長に待つ必要があるが、我々ファンはそれを義務として、その時まで心静かに、穏やかに過ごすこととすべきだろう。
入居して6年程度の段階ですでに水漏れが始まってしまったGROHE(グローエ)のサーモシャワー湯水混合栓。

一度は水道屋さんに修理を見積もってもらったものの、修理したところですぐに他の部位もガタが来ますよとのことで、交換して5万円から・・・などと謂うもので閉口。

ようやく近所のホームセンターにて2万円ちょっとのSAN-EI製水流切替式シャワーヘッドタイプを購入するも、忙しさにかまけて塩蔵。

・・・かれこれ費やして、ついに本日交換完了!

実際はウォーターポンププライヤーひとつあれば何てことない作業なのだが、「もし上手くいかなかったら風呂入れない・・・」となっちゃ絶対困るタイミングじゃできないなと、ついつい先延ばしになっていたのです。

失敗しちゃったらダセえなぁ、という低レベルなプライドが邪魔をする日曜大工。

「失敗してもいいから、まずやってみたら?」

・・・などという家族のひと言があれば、世の中のオトーサンたちはもっと活躍できるのではないか?

と思ったのですが、やっぱりダサいので聞かなかったことにしておいて下さい。

名古屋です!

2009年6月14日 旅行
名古屋です!
名古屋です!
名古屋です!
行ってまいりました。

土曜日の朝、ちょっと早めの時間帯に新幹線に乗って、12時から始まる学生時代の友人の結婚式に出席してきました(よかったよかった、ほんとに! ・・・的な素晴らしいひと時でした)。

そのついでに、ってところで、宿を押さえてもらっておいて、日曜日の今日、いかにも的な名古屋ランチの王道を食してまいりました。

昨晩も一通り名古屋メシがいただけるお店で手羽先&味噌系をいただいておりまして、とうとう今日は『ひつまぶし』なワケであります。


・・・実は、あ~んまり興味を持っていなくて(いや、だって要は、うなぎの重ものでしょ?)、同行の友人が力説するほどのものとはわかっていなかったのです。


今朝はのんびり起きて、栄の交差点にほど近い西原珈琲店にてしばし一服してから、徒歩でそのまま松坂屋へと向かいました。

非常に限られたエリアに名だたる直営店が軒を連ねている通りは、いかにもな感じで名古屋に来てるんだな感を盛り上げてくれます(GUCCIのビルはカッコよかった!)

そうして辿り着いた南館10階、『あつた蓬莱軒』は、何と『ひつまぶし』の登録商標を押さえている本物の老舗でした。

・・・詳しくは3つめの写真をクリックしていただきたいのですが、おひつにくべて提供された炭火焼きのうな重を小分けにして、色々と楽しめるというものなのです。

もちろんそのまんまでも非常に香ばしく(一部にカリカリサクサク感もありつつの)ほど良い弾力のうなぎは美味しくて大満足、しかもわさびの香り立つ瞬間を捉えて一気に頂く『かやくめし』状態は最高!
そして最後にさらりと締めくくれる『出汁茶漬け』は、なるほどな、という感じなのです。

・・・他にも、塩気を抑えて上品な香りが引き立つ吸い物、(あくまで個人的な経験からして)あと味がよく本当に素晴らしい奈良漬など、膳物としての完成された世界がそこにはありました。

エビフリャーや味噌系、あんかけスパに過剰系あんこスイーツ等のB級作法は置いといて、なにはさておき『ひつまぶし』だと確信して引っ張ってくれた友人M裕くんに感謝です!


※注

ひつまぶしの写真は、『ごはんのみ大盛りバージョン』です。
他にも、『両方大盛り』と、
『うなぎだけ大盛り』バージョンがあって、ノーマル含め全部で4種類楽しめます(?)。
1ヶ月のブランクで、こうもあっさりとパスワードを忘れてしまうとは。

3回目のユーザー登録です。



・・・ちょっと考えました。



『(自分にとって)ブログとは何か。』


ブログ? 何それ、日記でしょ?


・・・という賢人の言葉もありますが。



再登録の時に頭に浮かんだのは『Fire walk with me』というデイビッド・リンチの生み落としたモチーフ。


私自身ではないが、つかず離れず自分と共にあるもの。

便利ではあるが、近づき過ぎても危険なもの。

決して小さくはない『ちから』を持つもの。

気まぐれで、輪郭のはっきりしないもの。

ふとしたことで消えてしまうもの。


6月10日、2時45分。


再開、再始動。


I’m on...


もしよろしければ、また。


宜しくお願い申し上げます。

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